
これじゃ貯まらない。。夫婦別会計の闇
更新日:1月18日
今日のお話は結婚しても「夫婦別財布」が続いてしまって、結局バラバラな家計になってしまっている家庭が多くて、、、、意外と、、、これが問題なんです。

夫婦の会計がバラバラだと、
「合計いくらの収入があるのか」「預貯金がいくらるのか」
がわからないので、とにかく不安になります。
そして、相手のことがわからないと「自分の事しか考えていない」と感じ相手に対して不信感もわいてきます。
すると、、、お金が原因で喧嘩、、離婚なんてこともありえます。
今日の記事を読んでいただくだけで、
「夫婦でどうお金と向き合うべきか」という本質的な視点が身に付くので、
ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。
そもそも夫婦別会計とはなぜおこるのでしょうか?
独身だった二人が、それぞれが働いていて、結婚しても「独身」だったころの習慣を継続していることが原因です。
実際の夫婦共働きの人数はどんどん増えていますよね。
下の図を見ると、2021年は、共働き世帯が1247万世帯、専業主婦世帯が566万世帯です。90年代のバブルが崩壊したあたりから逆転していますね。

夫婦共働きは、方働きよりも、収入UPになるので良いのですが
結構困るケースはこんな感じ、、、
それぞれが収入があり ダブルインカム状態 結構贅沢になる
↓そのまま、子供ができる 家も手狭に→ひろくしたい、老後のお金は不安
↓このままじゃダメなんだけど、奥さんは一時的に収入減る=子育て忙しい
↓旦那か子が生まれてもかわらない=支出が多いまま
↓奥さんのストレスがめっちゃたまる「でも言えない」
(自分の収入が少なくて、夫に多く入れてもらっている引け目も感じる)
↓夫は貯蓄してなかったりする
↓教育費など「子にかかるお金」の不安で妻のストレスがピークに
↓喧嘩
↓仲が悪くなる
↓大喧嘩
↓会話がなくなる
↓離婚
ねー、ありそうじゃないですか?実際にあります。
結婚したあとの財産は夫婦共有財産
この別会計は、根本的な「結婚」の概念からも実は離れていると思っています。
というのも、
「結婚している間に夫婦で作った財産は、どちらの名義であるかにかかわらず、
原則として、夫婦の共有財産」になります。
もし離婚するとなったら、
「基本的には折半」になります。
※例外もあります。
こう考えると、「私のお金」「あなたのお金」という、You&Iではく、
「私たち」というWeで考えた方が良いと言うことになりますね。
夫婦別会計で問題を感じているかチェックしよう
夫婦別会計チェックシート
✅ 老後、住宅などの将来の費用を考えず、あるだけ使っている
=独身気分で、パリピな生活 が続いている
✅ 夫や、妻の収入がわからない
✅ 一家でいくらの資産がわからない
✅ 相手にお金のことであれこれ言われたくないので、お互いに知らない方が良い
✅ 1年で合計いくら貯蓄できているのかわからない
✅ 老後の生活はどうしていきたいか、夫婦の目線がそろっていない
✅ 実は、子育てが終わったら離婚したいので自分だけの貯蓄をしている
✅ 自分の財産は、自分が稼いだお金なので、相手には伝えたくない
✅ 秘密の趣味があって、相手にはバレたくない
✅ 将来のこと、保険のこと、お金のことを話したいが、相手が嫌がる
3つ以上当てはまったら、黄色信号です。
チェックシートのスプレッドシートは、「YouTubeのコミュニティ欄」にあるので、
チャンネル登録をして、よかったら使ってみてください。
https://www.youtube.com/@FPyoshio3
ケーススタディ 家計管理の例
では、具体的な夫婦の家計管理の例と、問題点をみていきたいと思います。
ケース1)完全別会計で、役割分担している
家賃は夫、
光熱費は夫、
食費や日用品は妻
子供の塾は夫
子供の教育費(学校の費用など)は妻
趣味・娯楽 それぞれ
通信費は、それぞれ
衣服美容はそれぞれ
医療費 それぞれ
保険 それぞれ
家族で旅行に行く場合 夫が出すがやや不満気
みたいな感じです。
一見、役割分担ができているようなのですが、色々と問題があります。
涙)妻は食費や、日用品など変動費が多いので、インフレの影響をもろに受けるが言えない
涙)夫は、家の大きな支出は出しているので「出している感」がある
涙)それぞれがいくら払っているかはわからない
涙)大きな出費がある度に、お互いの懐事情を探り合ってしまう
涙)保険も不安だから「必要以上に入りすぎる」
などです。
また、出産・育児などのタイミングでも、
「産休・育休」の支給の中からなんとか別会計を